女装アイドル

2016.06.28 (火) お知らせ, コラム

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みんな忘れてるかなぁ。以前このHPで募集した「女装アイドルユニット企画」だけど、水面下でちょっとずつ進行中です。もうちょっとしたら何らかの形で告知予定です。という話題を『プリマックス』の新刊を読んで上がったテンションで書いておきます。

これまでも、今も、女装を扱った漫画はたくさんあるけれど、『オトコノコ時代』でもさんざん紹介してきた『ぼくらのへんたい』が完結してしまった今は『プリマックス』がいちばん面白い。柴田ヨクサルのぶっ飛んだ世界観&ネームに蒼木雅彦の可愛くてキレの良い作画を眺めるだけでも楽しいが、女装高校生たちが「カワイイの星」を追求していく「荒唐無稽なリアリティ」の力強さは、ただのエンターテイメントに留まらない。それぞれの直面する現実に心折れそうになりながらも「カワイイ」を回復するエピソードの積み重ね、その度にさらなる「カワイイ」へと進化していく様はまさに少年漫画の王道でありながら、強さとは異なる新機軸。その「カワイさ」だって、いろんなところにいろんな形で存在していて、その「発見」こそが大事なのだ、ということに気づかされる。

「カワイイ」に気づき、「カワイイ」を追求し、「カワイイ」を生み出すことで、「カワイイ」を拡散していく。すなわち「カワイイの星」。これは女装アイドルの物語だけど、「女装」そのものについてもそれが言える。「女装」と「アイドル」が重なる部分。現実の女装アイドルも、まだまだこれから面白くなっていくんじゃないかと思う。